ゴルフはボールを打った数だけうまくなると考えていませんか?
たくさん打つことは大事ですが、実際は打ったボールの数と腕前は比例するとは限らないのです。
でもそれは何が原因なのでしょうか?
やはりポイントは練習方法です。
そうなると早く上達する練習方法のヒントを知りたくなりますね。
間違った練習方法を日々繰り返す方はたくさんいます。
初心者が気づかないまま、ひたすらプロのスイングを見よう見まねでボールを打つだけでは、逆に悪いクセがついてあとから直せなくなるとプロは説いています。
今回はゴルフが上手くなるための基礎と具体的な練習方法をご紹介していきます。
ゴルフの正しいスイングを手っ取り早く学びたい方へ
このサイトで紹介している練習方法を習得し、繰り返し練習すればゴルフは上達するでしょう。
でも、最も効率のいい方法はプロに見てもらうことです。
プロはその人にあった練習方法を教えてくれますし、くせも見抜いてくれますから、早く上達したいはゴルフスクールに通うことをお勧めします。
その中でも群を抜いて実績を残しているのがRIZAPゴルフです。
全国各地にスクールもあり、まさに結果にコミットするという意味でもおススメできます。
ゴルフのスコアアップに必要な正しい打ち方12の練習方法
ゴルフは、やみくもにボールを打つだけでも、ある程度はうまくなるかもしれません。
しかし、どこかで伸びしろがなくなってしまいます。
上達するためには、人それぞれがいろいろな試行錯誤を行い、やがて混乱して迷うこともあるでしょう。
でもこれから解説する「12」のヒントは、もっとも合理的な練習方法だけに絞り込んでいるので、正しく実践するだけで驚きのペースで上手くなるでしょう。
ゴルフ上達にはパッティング練習が最優先って本当?
まだゴルフを始めたばかりの方で、ゴルフのスコアの成り立ちについて知らない人もいるかもしれません。
それは「ゴルフのスコアがなぜ(基本的に)パー「72」という基準値になっているのか?」ということです。
「72」の骨子は、パーオンして18ホールすべてが2パットというものです。
つまり、計算上はスコアの半分がパッティング、現実的にはアプローチがあるので40%くらいになります。
「あなたが上達したいなら、1mのパットばかり練習しなさい」とアーネスト・ジョーンズがいいました。
これぞ名言です。
ハンディがシングルクラスの人は、1.5mのパッティングを60%くらいカップに沈めます。
なかなか上手くならない人を見ていると、1.5mのパッティングを60%以上 外します。
この短い距離を毎回2打かかっているようならスコアアップは到底ムリで、上級者と18ホール競ったらあっという間にグリーン上だけで10打以上の差ができてしまうでしょう。
そこでワンポイントアドバイス
ワンポイントアドバイス
一日15分、1.5mのパッティングを、毎日休まず続けましょう!
パッティングなら自宅でできます。畳の淵に沿って打つだけの練習方法でもいいでしょう。
毎週練習場で500発ボールを打つ人よりはるかに上手くなります。
パッティングのコツは距離感なので、打つ瞬間に方向ばかり考えている人は上達しません。
【パッティング・パターの基本】
なぜか成果が上がる「素振り」のコツとは?
実は、素振りの効果は偉大なものがあります。
しかし、初心者の方はボールを打たないと満足しない方が多いようです。
これでは上達ペースが遅くなります。
「素振り」はあなたの想像を超えた力があります。
クラブはなんでもいいですが、できれば7番アイアンくらいの長さがピッタリです。
それはほかのクラブの平均的な長さに近いからです。
素振りで大事なことは「ゆっくり振る」ことです。
ゴルフの名言に「ゴルフで最も難しいのは”ゆっくり振る”ことと”力を抜く”ことだ」があります。
あなたが上達すればするほどこの言葉が身に染みてくるはずです。
これはアタマでわかっていても体ができないというジレンマがゴルファーにしがみついて離れないからです。
ワンポイントアドバイス
ゆっくり素振りをして自分の体に教え込みましょう!
かなりうまい方でも、素振りと本振りには「違い」があります。実は、その違いがまさにハンディキャップの差そのものなのですよ。
【ボールを打つより3倍うまくなる素振りの方法】
スイング時の右脇の開きを直す練習方法!
スイングの時にバックスイングで右脇が開き、フォロースルーでは左脇が開くプレーヤーがいます。
これは一種のクセですから矯正すれば直せるでしょう。
ワンポイントアドバイス
このクセを矯正する練習方法は、アドレスの時から両方の脇の下に、長めのタオルやヘッドカバーを挟む方法です。
ボールを遠くに飛ばすことより、ゆっくり振ってタオルを下に落とさないようにゆっくり振ると効果的な練習ができます。
この練習ではヘッドアップのクセも修正できます。
脇に挟んだタオルと頭の位置という2点だけに意識を集中すると、比較的簡単に要領のよい体の捻転が掴めます。
【脇をしめるタオルはさみドリルの正しい練習方法を解説】
「頭で覚えて体に教える」練習方法のコツ
ゴルフはアタマで知り、体に教え、繰り返すことで、何も考えずにスイングできるようになります。
中級者クラスの中にも勘違いしている方がいますが、頭で(基礎的なスイングの知識を)知ることなくボールを打っていても上手くなりません。
これは間違ったスイングを身につけて後から修正できなくなる典型です。
さらに、体で覚えたら今度はアタマに記憶させようとする人もいますが、なかなか記憶できずに「あのナイスショットはどうやって打ったんだろう?」と忘れてしまうのが人間なのです。
ワンポイントアドバイス
アタマで覚えたら体に教えるという一方通行にしましょう。
キャディバッグのポケットに、1冊のメモ帳を入れて、練習場で気づいたことをメモをとることも効果的です。
人間の記憶は相当曖昧なもので大半は忘れるのですが、記録を辿ると必ずその時のイメージが浮かんできます。
小道具を使って簡単にスライスを直せる練習方法!
スライスはいろいろな要因で起こりますので、一概に「こうすれば直ります」という方法はありません。
ただし、初心者の多くがアウトサイドイン軌道になっているためという統計はあります。
ゴルフを習い始めると、どうしてもバックスイングがごく自然の法則で外に出てしまいます。
スライスで悩む人の多くは、自分はインサイドにテイクバックしていると思い込んでいる傾向があります。
ワンポイントアドバイス
目標にする小道具(ティやクラブなど)で視覚的にわかりやすいものを置くだけで、大きな効果が期待できます。
目の前のタオルがヘッドの動きとなるように、自分で思っているよりヘッドを強くインサイドに引いてみるといいでしょう。
テイクバックで、クラブフェースが自分の前傾姿勢の胸の向きと一致しているかも同時にチェックします。
【深堀慶一郎が教える~スライス改善方法】
⑥日常生活や練習にルーティーンを取り入れてみよう!
練習場で最初に打つクラブも単純に何番アイアンとドライバー・・・など思いつきで選ぶのではなく、毎日決めておくとひとつの練習ルーティーンが出来上がります。
前述した通り、人間の感性とか記憶は確固たるものではなく、その日ごとに違うものがあります。
しかし、ゴルフの上達のポイントは反復性、つまり同じスイング軌道を狂いなく何度でも通せるかどうかにかかっています。
そんな意味でも、「今日はドライバーから打って…。」とか、「今回はサンドウェッジからはじめよう。」など、バラバラな思いつきはあまりいいとはいえません。
ワンポイントアドバイス
普段の生活からルーティーンを決め、できるだけ日々決まった日課で生活するという些細な心がけも上達の糧になります。
プロがドライバーショットを打つときやパッティングに入る前に、まるで儀式のように決まったルーティーンを辿るのをご存知ですか?
プロでもそんな些細なことにこだわりを持っているのですから、初心者の方もできるだけ気にしてみてくださいね。
【ゴルフ場での練習ルーティーン】
小物を使って簡単にダフリを直す練習方法!
世にいうダッファーの多くは、クラブをしゃくり上げてボールを高く上げようとしています。
ゴルフクラブにはロフトという角度があります。
上から振り下ろしてもボールが上がっていく構造だということを理解しつつも、いつからか妙な習慣をつけてしまったために起こるミスショットの代表格です。
しかし、簡単に直せる方法があります。
ワンポイントアドバイス
ボールの手前に小物を置いて練習してみましょう。
小物をボールから10~15cm右においておくと、そこに当てないようにという心理が働くためク、ラブは自然に上から降りる軌道になります。
【ダフリを防止して飛距離アップする方法】
1日の練習テーマを決めて無駄なく打つ!
一日のテーマを決めて行うのはとても意味のある練習方法です。
例えば、今日のテーマは「ヘッドスピード」を上げる練習とか、「ヘッドアップ」は絶対しない練習など、最初に決めて行うと無駄のない、効果の高い練習ができます。
なにもテーマを決めずに打つときと比べると、体に沁み込む量が変わってきます。
自分で悩んでいることに積極的に取り組む練習が大事ですね。
スライスやフックの悩みはこのサイトの解説を読んでから練習に取り掛かると中身の濃い練習となるでしょう。
ワンポイントアドバイス
一日に1本のクラブ以外使わないと決めて練習するのもアリです。
例えばサンドウェッジだけを使い、10ヤードごとに打ち分けてみたり、同じ距離でも3種類くらいの高さを想定して打つことは大変素晴らしい練習方法です。
【練習場でできるアプローチのドリル】
あえて打ちにくい打席を選んで練習する!
練習場に出かけたら、毎回同じ打席で打つのではなくて、場所を変えることも立派な練習方法です。
実際のゴルフコースでは、ティショットの時からアプローチまで、右や左に打てない、あるいは樹木などの障害があありますよね。
そんなイメージで、右端の打席をとれば右サイドのネットに触れないすれすれの弾道とか、左サイドの打席ならフックボールの練習に応用するなどいくらでも工夫の余地があります。
ワンポイントアドバイス
いつも打ちやすい中央の打席ばかりではなく、ちょっと気になるくらい端にいくと、とても良い練習場所となりテクニックが一歩前進します。
ゴルフはメンタル面に大きく左右され、結果がスコアになります。
実際のコースではもっともっと難しいシュチュエーションになることを念頭において練習しましょう。
【打席で球筋が変わる?打席の選び方】
実践に役立つ!本番を想定した練習方法!
初心者を脱却してある程度ボールが打てるようになったら、実戦に近い練習方法が試せます。
あなたが経験したコース、あるいは自分のメンバーコースなどを1番から18番まで想像しながらの仮想ラウンドで、1打ごとにクラブを変えて打ちましょう。
ただひたすらボールを打つより、ゲーム感覚の緊張感があり、実際に即した練習ができます。
もちろんパッティングは省略するので、18ホールを40~70打でホールアウトすることができます。
ワンポイントアドバイス
コースが空いている日など、そのコースを回るときに全ホールでティーインググラウンドからの写真をとっておくと便利です。
または、ネットを見ればあらかたのゴルフコースには1打目、2打目、グリーン地点からの写真がアップされています。
コースレイアウト図もプリントしておくとさらに実戦練習のレベルが上がります。
【練習場でのコースを想定した練習方法を紹介】
スマホ撮影を使って自分のスイングを見直してみよう!
ふた昔前は考えられなかった練習方法が、今ではだれでも気軽に取り入れられます。
それはスマホを使う練習です。
もちろん、スマホをゴルフコースのラウンドに持ち込むのは重大なルール違反でありマナー違反でもありますから、練習場限定の方法です。
まず、スマホなら動画で自分のスイングを撮影できます。
スイング軌道とトップの形、インパクトの時のポスチャー(姿勢)や体重移動が手に取るように見えるので、上達する手段としてはとても有効です。
自宅に帰ってスローでプロのスイングを見て比較すると、手首の使いから両肩の位置など参考になること間違いありません。
ワンポイントアドバイス
実際には自宅で素振りをして撮影することもできます。
ゆっくり振って動画にすると、自分では全く意外なスイングをしていることに驚くでしょう。
【自撮りスイングチェックに最適なグッズ紹介】
ラウンド直後でもすぐに練習する!
ゴルフが上達する人の特徴のひとつに、自己分析がとてもうまいということがあります。
自己分析がうまいと、どこを修正するかが適切に判断できるので、次回からのラウンドに生かせるという意味もあります。
ただ自己分析は意外と難しく、練習場で打つだけでは物足りないときもあります。
前述のスマホも武器になりますが、もっとも好都合なのは実戦直後です。
つまりラウンドを終えてすぐに練習場で行うというタイミングがベストなのです。
皆さんもテレビなどで、プロがラウンド後に練習場に直行する姿を見たことありませんか?
①今日はドライバーが2回もチーピンになった。
②アプローチの距離感が良くなかった
③バンカーで2回ミスをした。
この日のショットが記憶から消えないうちに、練習場でその点だけをチェックするひとり反省会です。
地道ですが必ず上達する素地ができます。
ワンポイントアドバイス
ショットもそうなのですが、パッティングは特にその日のうちの確認が必要です。
タッチが弱かったり強かったりするのは、その日のうちなら修正ができます。
【ラウンド後の反省練習】
ゴルフのスコアがアップする12の練習方法・まとめ
進化論で有名なダーウインのお孫さんにバーナード・ダーウインがいます。
彼はイギリスで指折りのゴルフ評論家でした。
彼はあるときにこういいました。
「ゴルフの練習方法には4種類ある。
むやみやたらと練習するもの、賢明な練習をするもの、おろかな練習をするもの、全然練習をしないものである」。
やはり無駄のない賢明な練習方法を取り入れないと上達しません。
今回、ご紹介した練習方法は、短い時間で結果を出すための中身の濃い練習方法です。
練習はひたすらボールを打つことより、考えながら近くにあるものを利用し、工夫しつつ行うものだということをダーウインは語っていました。
あなたがゴルフコースに出てしまったら考える時間も小物を使う工夫もできませんから、練習場でできる限りのことをやっておきましょう。
[arigaen]