ゴルフをお互いが楽しく真剣にプレーするためには、どうしても欠かせない重要なことがあります。
それは『マナー』です。
ゴルフのマナーに無頓着で周りに迷惑を掛ける人は、いくらゴルフがうまくてもコースに出入りしてはいけません。
ゴルフは公式ルールブックの第一章にある、エチケットを理解したマナーシングルの人だけがプレーできるスポーツなのです。
外国発祥のゴルフには独特の文化と、歴史が作り上げた基本があります。
その基本には、日本人古来の常識と現代の一般社会の当たり前の考え方に若干の落差があります。
では、ごく当たり前のゴルフマナーにはどのようなポイントがあるのでしょうか?
マナーを学ばずにプレーすると、自分だけが知らず知らずのうちに誰かに迷惑をかけ、悪気もないのにマナー違反をしてしまうことになりかねません。
今回はゴルフコースでマナー違反しないために、マナー・シングルとなるための興味深い話をご紹介します。
ゴルフを手っ取り早く学びたい方へ
ゴルフはゴルフは個人スポーツですが、ゴルフの根底にあるのはマナー。周りへの心くばりが大事です。
ゴルフのルールは本を読めばわかりますが、マナーは現地で経験して初めてわかることも多くあります。
RIZAPゴルフでは、専任トレーナーによるレッスンなので、ゴルフに関する様々な事をトレーナーに質問することもできます。
コースに出て困ったこと、迷った事があったら、確認することもできますから、マナーを学ぶにも最適です。
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Contents
特徴的なゴルフのマナー4つの基本とは?
では「ゴルフのマナー」とどう向き合ったらいいのか、一般社会人の常識と若干の隔たりがあることとは何なのかをわかりやすく解説しましょう。
ゴルフを趣味とする層は、年齢や性別を問いません。
ハンディキャップやティーインググラウンドの違いが有効に利用されるため、これほど同伴競技者の資質を制限しないスポーツはほかにはないでしょう。
まだコースに出て間もない初心者とキャリア数十年の大ベテラン、あるいは男女、体力差、会社の上司と部下など、アマとプロ、あるいは日本人と外国人同士など、さまざまな組み合わせで半日近くを過ごすゲームがゴルフです。
それだけに「マナー無視」では楽しいプレーになるはずがないのです。
①ゴルファーの評価は上手い下手よりマナーが大事!
ゴルフで通常の組み合わせは一組2~4名です。
どんなペアリングであろうと一緒にラウンドしてお互いが楽しむための前提に、スタート前から「マナー」という暗黙の了解があるのだと理解してください。
日本のバブル期以降、ゴルフがブームとなり、同時にマナーやルールがどこかに置き忘れられたままでゴルフを趣味にする方が一気に増えました。
当時は接待ゴルフ大流行の時代で、生まれて初めてプレーする前日にショップでクラブを買いこみ、翌朝のティーインググラウンドでクラブの包装を解いている姿が日常的に見られました。
その多くの初心者のゴルフに対する考え方は、ゴルフ=スコアと直接リンクしていて大事なマナーやルールがベースにあることなど忘れられているようでした。
つまり「スコアさえよければそれでいい。」という考え方がいつの間にか後世に引き継がれた傾向があります。
しかし、これは大きな勘違いです。
【ゴルフ女子が語る~ゴルフはマナーが基本!】
②『ゴルフ・ルールブック』の第一章に載っていることは?
世界共通であり公式の『ゴルフ規則』を手に取った読んだことがありますか?
オフィシャルなものは文庫本サイズなので、あまりの小ささに驚いた方もいるかもしれませんね。
その第1章には「エチケット」について書かれています。
「真っ先にマナー?ルールブックなのに?」
あたかもルール以前にもっと大事なことがあることを語っており、ゴルフにはまずエチケット(マナー)ありきという意味が解るはずです。
この第1章すら読んでいないゴルファーがゴルフコースでマナー違反を犯しています。
マナーの悪いプレーヤーが増えたせいかどうか知りませんが、「エチケット」というページ数は2004年の改定版から一気に6ページも倍増しました。
では、マナー違反にはどのような行為があるのかを見ていきましょう。
③ゴルフのマナー違反をしやすい7つのタイプとは?
では、「ゴルフのマナー違反をする人・ゴルフコースに出入りする資格のない人」とはどのような方たちなのか並べてみましょう。
大きく分けて7パターンあります。
①ウソをつく人(日常でも同じ?)
②日頃から誤魔化すことが習慣化している人
③一般社会やビジネス界で常に人をだますことが常態化している人
④他人に迷惑をかけても気にしない人
⑤自己本位で無作法なプレー、あるいは同伴者のプレーの妨げになる人
⑥そもそもルールをルールと思わないで守ろうという心構えがない人
⑦他人に対する配慮に欠ける人(例=平気で携帯などコースに持ち込むタイプ)
この7項目に該当する人は一般社会に多く存在し、ゴルフコースに来たからといっていきなり切り替えが利かないためにとても目立ちます。
逆に、マナーの良い方は同伴競技者を楽しく愉快な気分にさせ、仲間のナイスプレーを引き出し、お互いが忘れ得ぬ素晴らしい思い出を共有することになります。
④スコア自慢はマナー違反より印象が悪い?
スコアが良くてゴルフがうまければそれでいいのだろうというタイプは、初心者よりある程度うまくなった方に多く見られます。
このような人はゴルフはシングルプレーヤーであっても、あまり良いイメージを持たれません。
単にマナーが悪い人や初心者でも周りに迷惑をかけることがない「マナー・シングル」のほうがゴルフコースではるかに上級者としての価値があるのです。
ゴルフでは、プレー上のルールで救済を受けたりするとペナルティ(罰打)がつき、悪質なプレーには「失格」まであります。
しかし、マナーが悪く礼儀を弁(わきま)えないプレーはスコアに表れることはありません。
だから余計に本人が身に染みることがないのです。
しかし、マナー無視でスコア至上主義というゴルフの本質からかけ離れたところでプレーしていると、同伴した人から「あの方とは絶対ご一緒したくない。」と陰で言われてしまうかもしれません。
ゴルフを嗜むなら、自分の腕自慢ばかりするゴルファーになることはやめましょう。
「この次もぜひご一緒したい、次回もまた教えてください。」と言われる上級者を目指してくださいね。
これこそどんな誉め言葉に勝る、ゴルフ本来の喜びが込められているのですから。
【ゴルフのエチケット・マナーについて】
ティーインググラウンドでの3つのマナーとは?
ティーインググラウンドとは、ワンマンショーのステージと考えてください。
一人のプレーヤーが、「ショット」という芸を披露するところです。
ここでのマナーとは言葉通りのワンマンショーですから、他の同伴者はその主役に配慮することから発想すれば常識的なことです。
①ティーグラウンドでのマナー違反とは?
よく見るマナー違反は、自分もそのティーグラウンドに上がってしまう、周りで素振りなどする、キャディバッグにクラブを落として音を出す、近くの人とコソコソ話をするなどです。
【ディーグラウンドでのエチケット・マナー】
②ショットを打つ前に必ず確認すべきことは?
危険を回避するためにも、自分の飛距離を考えて、前の組が間違いなく届かない場所までところまで遠ざかったことを確認してから打ちましょう。
前の組に打ち込んで起こす事故は毎年絶えることがありません。
③自分の打順をチェックして準備は素早く!
自分の打順はホールごとに必ず決まっています。
時々、自分の打順が来てもボールを探したりカートにティーを取りに戻ったりと、もたつく方がいます。
プレーファストの原則に逆行するとても良くないマナーです。
【プレーファストは、こんな方法でも可能です】
グリーンで大切な3つのマナーとは?
グリーンはゴルフコースの中でも特別な場所です。
ここは繊細なタッチが求められ、コース管理者は特別な神経をもって日々メンテナンスしています。
①スパイクは引きずらないように注意!
足を引きずる癖のある方は特に注意が必要です。
というのもグリーン上では自分や同伴者に限らず、パッティングをするときにシューズによる引っ掻きキズもフットプリント(足跡)も修復することができないというルールがあるからです。
中にはふざけて飛んだり跳ねたりする人がいますが、やってはいけない最低の行為です。
②ボールマーク(落下痕)は必ず修復する
グリーンが乾燥して固いときはあまり目立ちませんが、雨上がりなどは柔らかい地面の上に打ったボールが落ちるとボールマークができてしまいます。
自分のマークはもちろん、気づいたらほかの方が作った分もグリーン・フォークで直しておきましょう。(動画参照)
③プレーヤーの立場になった行動を
同伴者がパッティングを行うときに、パッティング・ラインの延長線上に立つことは大きなマナー違反です。
できるだけプレーヤーの視野に入らない位置にいるべきです。
もちろん会話などしてはいけません。
【知っておきたいグリーン上でのマナーを解説】
バンカーで守るべき3つのマナー
ゴルフコースにおいて、バンカーはハザードといって一種の「障害地域」です。
従って、バンカーにはバンカーだけに通用するルールがあります。
そのことを踏まえてマナーを守らなければなりません。
①バンカーの出入りは土手が低い位置から
アゴの高いところからの出入りは危険もありますが、それより砂の壁を崩しあとからの修復が困難です。(動画参照)
バンカーの中ではできるだけ足跡が少しで済む近い場所から出入りしましょう。
②砂を均一にするレーキを上手に使うコツは?
当然ですがレーキは日常生活で手にすることのない道具です。
そのため砂を均す作業はちょっとだけ慣れが必要です。
あまり強く下に押し付けず、砂は引いて均すのですが上手に平均化しにくいものです。
最後に手前の砂を押して散らせるとうまくいきます。
③ショット後はバンカーを修復すること忘れずに!
バンカーでショットした後きれいに修復せず、あるいは雑なレーキ使いや足で砂を均すだけの方はゴルフをする資質に欠けます。
自分が荒れたままの場所にボールが入ったときさぞ悲しい気持ちになることを考えれば容易にわかること、きちんと整備するのはゴルフマナーの「いろは」です。
【知っておきたいバンカー内のマナーを解説】
恥をかかないゴルフの服装マナー3つ!
常識的に考えると「人に迷惑をかけない服装ならいいのではないか、あるいは新しく買ったタウンウエアなら問題ないのではないか。」と考えている方もいます。
実はゴルフには町中ファッションと合い入れないところがあり、ゴルフコースごとに好ましい服装規則「ドレスコード」があります。
以下に解説する知識さえ持っていれば新品であろうとなかろうと、スポーツに適した動きやすい服装で十分オシャレができます。
①襟のないシャツでも大丈夫?
Tシャツのような服装はゴルフコースでは一切着用できません。
ただ、コースのドレスコードにもよりますが、最近はハイネック系は受け入れる所が増えています。
②ジーンズ生地や迷彩柄は着てもいいの?
作業用のデザインの上下、迷彩服系や破れ目をデザインしたようなラフな若者ファッションはほとんどNG。
パンツは外にポケットが出っ張っているいわゆるカーゴパンツ、スウェットパンツなどはあらかたNGのになります。
③ベルト、シャツの長さ、スパイク等の注意点は?
あるいは逆に短くてベルトの中に収まらないものは注意されます。
特に男性の外にだらんと下がったシャツは見苦しいものです。
補足として、夏場に短パン系のものはあまり問題になりませんが、格式の高いコースにいくとひざ下の素肌が露出しないようにハイソックスをはくように義務付けられます。
ほとんどのコースではソフトスパイクが義務になっています。
テニスシューズやストリートシューズが許されるコースでも、ゴルフは芝生の上でプレーするため、足元が滑ってねん挫など起こす危険があります。
キャップ(帽子)、ベルト、グローブには着用の義務がないので使わなくても自由です。
また、サンダルなどで建物に入ってはいけません。
たとえ「朝の受付だけで、あとはロッカーで履き替えるからいいだろう。」と、サンダルやツッカケ系などでクラブハウスに入ることは最も恥ずかしいことです。
クラブハウスに入るときからきちんと正規のシューズを履き、ジャケットの着用などが必要になります。
以上が大体の基本になりますが、ゴルフコースに行く前に、あらかじめネットや電話でドレスコードを確認しておいた方が無難です。
たったそれだけで恥を掻かずに済みますよ。
【ゴルフ場に行くために準備するもの~服装までを徹底解説】
ゴルフで恥をかかないためのマナー・まとめ
自然が多く広々としたゴルフコースは町中の雰囲気とは全く違いますが、ゴルフにはゴルフの独立した常識とマナーがあります。
「プレーヤー個々のマナーは人生観を映す鏡のようなもの」という言葉は、一緒にプレーするだけでその人のマナーや人柄、社会への考え方、日頃の暮らし方、人としての生き方がそっくり現れるという意味なのです。
ティーインググラウンドでの立ち居振る舞い、グリーン上で他人に対する配慮、ルールを知ってマナーを知るという、その人の礼節がにじみ出てくるのです。
さらにいうと、ゴルフコースには一日のうちにたくさんの方が訪れ、ディジー・チェーンのように繋がって順番に楽しみます。
勝手気ままなプレーをしていると、他にプレーしている大勢のプレーヤーが迷惑をこうむります。
一般社会のマナー、あるいはクルマを運転しているときと同じように、相互に譲り合いと助け合いの精神がないとゴルフは成立しません。
ゴルフを通じて自分自身を高めていく修練の場にすれば、ゴルフという趣味は人生のエッセンスになること間違いないでしょう。
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